赤穂民報

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障害持つ人たちの力作展示

2008年03月08日

  • 出品作を制作する赤穂精華園のみなさん

    出品作を制作する赤穂精華園のみなさん

  就労訓練の一環で陶芸活動に励む障害者たちがこれまでの成果を発表する作品展が3月14日(金)から赤穂市立図書館で開かれる。
 出品するのは、赤穂精華園などの利用者14人。NPO法人「ゆめ空港」が独立行政法人福祉医療機構の障害者支援事業として、加里屋の工房で週3回開いている陶芸教室に昨年5月から月2回のペースで参加。最初は土をこねることも難しかったが、今ではコップや皿など簡単なものなら一人で作れるようになった。
 技術指導者の一人、有年外志子さん(58)=元沖町=は「最初のころよりも表情が豊かになり、目が輝くようになった」と参加者の変化に注目する。
 障害者の中には、周囲のサポートが逆に本人の自立を妨げてしまっている場合もあるといい、「自分の力でできることがある―と少しずつ自信が積み重なっているように感じます」。
 「土をひねるだけでなく、品物を箱に入れたり、並べたりなど活動のすべてが就業訓練」と有年さん。「ここでの体験が自立支援につながれば。彼らの努力の跡をぜひ見てほしい」と話している。
 作品展は1階ギャラリーで16日(日)まで。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2008年3月8日(1783・1784号)6面 (11,006,015byte)


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