2009年10月15日
坂越湾で始まったカキの水揚げ作業
赤穂の冬の味覚を代表するカキの水揚げが15日に坂越湾で始まった。作業は来年3月末まで続き、約500〜600トンの出荷を見込んでいる。
今季は例年より雨量が少なく、川から流れるミネラルを十分供給するために解禁日を例年より半月遅らせた。関係者によると、「小粒だが、甘みがある」とまずまずの成育ぶり。
15日は日の出前の午前5時から漁協組合員ら約50人が漁船15隻で沖合いに浮かぶ養殖いかだへ。クレーンで海中のロープを引き揚げると、海の栄養をたっぷり吸収したカキが鈴なりで姿を現した。
水揚げされたカキはさっそく漁港横の作業所でむき身に加工。袋詰めされて大阪、東京などに出荷された。赤穂市漁協坂越支所は「これからさらに身が大きくなる。鍋でも縮みにくい坂越のカキを味わって」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2009年10月17日(1867号)3面 (8,500,857byte)
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