赤穂民報

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妙典寺前住職の本葬11日に

2008年03月08日

  • 在りし日の井本学雄さん

    在りし日の井本学雄さん

 平和のありがたさを分かち合う機会にと、終戦記念日に毎年「団子汁供養」を行っている日蓮宗啓運山妙典寺=大津=の前住職で昨年8月に80歳で亡くなった井本学雄さんの本葬儀が3月11日(火)、同寺で営まれる。
 井本さんは御津町室津生まれ。室津大聖寺住職を経て昭和34年から妙典寺の住職となった。
 就任3年目から、世界平和を願う寒行を毎年正月三が日に実施。昭和57年から始めた団子汁供養も「戦争を反省し、平和に感謝」とのテーマだった。これらの行事は長男で現住職の学明さんが継承している。
 赤穂市教育委員長、市青少年補導委員会の初代会長など青少年育成の分野でも尽力。加古川刑務所の教誨師も務めた。家庭や子育ての悩みを持つ人の力になろうと開設した家庭児童相談室は今なお兵庫、岡山両県で脈々と続いている。赤穂市自治功労者の表彰も受けた。
 生前の井本さんをよく知る人は「若いころ、新田居村の交差点で雨の日も風の日も交通立ち番をして子どもたちを見守っていた姿が心に残る」と印象を語り、「言葉だけでなく、行動が伴う偉大な人だった」と称える。
 葬儀は同寺本堂で午前11時から。当日はJR播州赤穂駅―同寺間の送迎バスを午前9時15分から30分置きに5便運行する。
 問合せは同寺Tel43・9305


お知らせ ]

掲載紙面(PDF):

2008年3月8日(1783・1784号)5面 (11,006,015byte)


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