赤穂民報

メニュー 検索

猫への思い

2009年11月14日

  • 『エングレペルス』○絵・文/イベン・サンデモーセ○訳/小柳隆之○ネット武蔵野

    『エングレペルス』○絵・文/イベン・サンデモーセ○訳/小柳隆之○ネット武蔵野

 絵本を求めるとき、好きな作家の作品を探すのも一つの方法です。私は80カ国の絵本を集めることを目標にしましたが、なかなか容易ではありませんでした。今はタイトルに関心をもっています。
 「エングレペルス」もその1冊です。
 ノルウェーの著者が、21年間飼っていた猫との別れと、その後のくらしを綴った絵本です。
 エングレペスという言葉は「天使の毛皮」という意味があるようです。その言葉を猫につけたことからも、著者の猫への思いが伝わってきます。
 大切な猫との別れは、私たちの想像以上のものがあります。私も悲しい思いは何度か体験しました。しかし、そのことを文字には出来ませんでした。
 悲しみは、文字によって癒されること、その大きさを教えられた絵本です。ペットを飼っておられる方々には一読をお勧めします。
   * * *
『エングレペルス』○絵・文/イベン・サンデモーセ○訳/小柳隆之○ネット武蔵野
   * * *
 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2009年11月14日(1870号)4面 (9,817,560byte)


赤穂市で土地をお探しの方

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要