2009年11月28日
▼「薬になっても毒になることはない」と言われる定住自立圏。赤穂市の担当者も「すべてを合わせなければならない合併とは違い、メリットがある事柄だけを選んで取り組める」と利点を強調する
▼その「効能書き」とも言える協定案がまとまったが、医療分野については、目的に期待された「医師確保」は文言すら登場せず。既存施設の活用を当初想定していた学校給食の充実化は、上郡町が施設を新設することになった
▼一方、地域公共交通では「JRの利便性向上」が盛り込まれた。山陽本線と赤穂線。一方には増便の「薬」でも、他方には減便の「毒」となる場合もある
▼具体的な取り組み施策は来年3月決定の「共生ビジョン」で定められる。即効性のカンフル剤でも、じっくり効く漢方薬でもよいが、地域と住民のためになる処方箋を期待する。
[ コラム「陣太鼓」 ]
掲載紙面(PDF):
2009年11月28日(1872号)1面 (9,761,205byte)
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