2009年12月22日
坂越の妙道寺で行われた「虫供養」
薬品開発の実験に使われた昆虫や小動物の魂を弔う“虫供養”が21日、坂越の妙道寺であり、関係者ら約70人が参列した。
虫供養を行ったのは、坂越に研究所を持つ殺虫剤大手メーカーのアース製薬(東京都千代田区)。ゴキブリ、ハエなど年間約90万匹を実験に使用し、「研究に役立ってくれたことへの感謝を忘れないように」と毎年、一年の終わりに法要を営んでいる。
読経の中、一人一人が焼香し、仏前に置かれた蚊やネズミなどの遺影に合掌。研究部の中山亨部長補佐(52)は「毎年、この季節が来ると、命の大切さを考えさせられます」と静かに冥福を祈っていた。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2010年1月9日(1878号)3面 (7,028,685byte)
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