2010年01月06日
2シーズン続けて飛来したコハクチョウ
“冬の使者”と呼ばれる渡り鳥のコハクチョウが西有年の木ノ目池に1羽飛来。水面を優雅に泳ぎ、旅の疲れを癒している。
10年ほど前から池のそばの自宅に住んでいる北川明さん(72)によると、コハクチョウが飛来したのは2季連続3度目。昨季は親子とみられる2羽が12月7日にやって来たが、今季は義士祭を過ぎても姿を見せなかった。
「もう来ないかも」とあきらめかけていたところ、12月30日の午後、マガモに交じって池をゆったり泳ぐ純白のコハクチョウに妻の直美さん(75)が気付いた。2カ月ほど前に2、3年に一度の池干しがあり、エサになる水草が減少。北川さんが細かくきざんだ食パンとハクサイを池に入れると、ゆっくり近づいてパクパク食べるという。
北川さんには気を許すコハクチョウだが、元々はとても臆病な性格。人が近づくとスーっと岸辺から遠ざかり、釣り人が投げ込むルアーの音に驚いて飛び立ってしまう。
昨季はおよそ2カ月間、羽を休めてから飛び去った。北川さんは「今年も来てくれてうれしい。ゆっくり休んで」と静かに見守っている。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2010年1月9日(1878号)4面 (7,028,685byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。