2008年03月19日
酸欠死とみられるフナの回収作業
尾崎の水路で見つかったヘラブナの大量死について原因を調査していた県の各部局は19日、「酸欠が原因である可能性が高い」との見方を示した。最高気温が20度近くまで上昇した3月12日の翌日にフナの異状が見つかっていることなどから、「急激な気温上昇によって水中の酸素量が減少したのではないか」と推測している。
フナの死がいを検査した上郡農林水産振興事務所水産漁港課によると、「外見にただれなどが見られず、病死の可能性は低い」という。一方、環境課が行った水質検査では、水質に異状はなく、「酸素量が通常より少なかった」ことがわかった。
両課の話を総合すると、「急激に気温が上昇したことで水中の酸素量が減少し、フナが酸欠になったのではないか」とみられる。
県と市は15日にフナの死がいを回収。犠牲になったフナは約170キロに上った。メダカなどフナ以外の魚には被害はなかったらしい。
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