赤穂民報

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子どもたちが能楽体験

2010年02月03日

  • 能装束の着付け体験も行われた能楽ワークショップ

    能装束の着付け体験も行われた能楽ワークショップ

 “能楽の祖”秦河勝ゆかりの地にある坂越小学校(元岡明校長、215人)で3日、プロの能楽師を招いたワークショップが行われ、児童らが謡いの発声や装束着付けなどを体験した。
 福王流ワキ方の江崎金治郎さん(65)=重要無形文化財総合指定保持者=と敬三さん(36)父子が来校した。
 子どもたちは江崎さんに続いて謡曲「高砂」を素謡。独特の発声をまねようと、口とあごを動かした。能面体験では小面を付けた児童が顔の角度を上下させ、「上を向くとうれしそうに見え、下を向くと悲しそうに見える」と向きによってガラリと変わる表情に驚いた。
 着付け体験で、豪華な羽織や烏帽子で「船弁慶」の義経に扮した3年生の國土惠梨さん(9)は「とても暑くて動きにくい」とほてった顔が赤らんだ。実際の舞台では1時間以上衣装を着たままと聞き、「私には無理かも」と大変さを体感していた。
 ワークショップの後、秦河勝を祭神とする坂越・大避神社の生浪島堯宮司が5、6年生を対象に講演。坂越と能楽の深いつながりについて語った。


文化・歴史子供 ]

掲載紙面(PDF):

2010年2月6日(1881号)4面 (9,832,664byte)


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