2010年03月10日
短期研修先のフィリピンで子どもたちに手洗いを教える関西福祉大生
海外ボランティア活動を通して学生の視野を広げようと、関西福祉大学(岸井勇雄学長)の現役学生とOB17人がフィリピンへ渡航。現地大学病院の無料診療所見学など7泊8日の日程を終えてこのほど帰国した。
一行は教員2人の引率で2月24日に関西国際空港から出発。首都マニラ北部のスラム街で手洗い指導を行い、幼稚園では園児の身体測定を手伝った。虐待を受けた子どもたちを預かっている児童養護施設も訪れ、日本から持参したカレーうどんを振る舞った。
スラムの子どもたちは板切れを貼り合わせただけのバラックで暮らし、栄養状態が良くないため小柄な児童が多いという。
社会福祉学部児童福祉コース3回生の山崎由香里さん(21)は「日本との生活環境のギャップが大き過ぎてショックを受けた。将来はこうした子どもたちを支援できる職業に就きたい」と話した。
同大学では今回の研修をきっかけに、フィリピンへ古着を送る活動を検討するという。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2010年3月13日(1887号)4面 (9,614,496byte)
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