2010年03月13日
赤穂市消防本部の職員がロープ降下訓練で着地を誤り、右足首を開放性骨折していたことがわかった。同本部は公務災害として本庁と議会に事実報告したが、「安全管理、訓練方法に問題はなく、事件性もない」とし、警察には通報しなかった。
同本部によると、けががあったのは2月28日午前10時20分ごろ。警防課職員4人が敷地内にある訓練棟の高さ7メートル部分から地上の安全マットへの降下を訓練していた。
通常は降下の際、壁面に1、2回足を接地して速度を和らげる方法を取るが、けがをした40代男性職員は、この日3回目となる降下時、一度も壁面に接地せずに着地。衝撃で右足首を骨折し、救急車で病院に運ばれた。職員は訓練の指揮者で安全管理者だった。
けがの原因について同本部は「降下速度が速過ぎたためか、何らかの理由で安全環からロープが外れたか、いずれかの可能性がある」とし、再発防止策として「今後は指揮者が実際の訓練を行うことはせず、安全管理に専念させる」ことを決めた。
会社や工場で労災事案が発生した場合、警察が過失責任の有無や事件性を調べることがあるが、同本部は「今回は警察に通報すべきケースにはあたらない」と話している。
[ 事件事故 ]
掲載紙面(PDF):
2010年3月13日(1887号)4面 (9,614,496byte)
コメント
基本がなっとらんね!
投稿:ぽんた 2010年04月01日
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