2008年03月29日
先日の赤穂民報に載っていた事務職求人に応募して面接に行くと、実際は屋内作業でした。広告内容と違うのでは―と指摘すると、「『事務』と書かないと人が集まらないから」と言われました。わざわざ写真付きの履歴書を準備したのにひどいのではないでしょうか。(怒りの読者)
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「広辞苑」によると、「事務」とは「主として机に向かって書類などを処理するような仕事をいう」とある。つまりデスクワークだ。
本紙が広告主に確認したところ、募集した仕事内容は立って行う作業で、一般的には「事務」とは言いがたい。
職業安定法は求人広告について、「労働者に誤解を生じさせることのないように(中略)的確な表示に努めなければならない」と規定し、もし広告内容に虚偽があった場合は「6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金」を課すとしている。
広告主は「広い意味で『事務』としていたが、応募者の方に誤解を与えてしまいました。説明の中で言葉足らずや適切でない面があったかもしれず、その点もおわびします。今後は誤解のないように配慮します」と話している。
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赤穂民報より
本紙の広告をきっかけに不快な思いをさせ、申し訳ありませんでした。
[ 読者の声 ]
掲載紙面(PDF):
2008年3月29日(1786・1787号)6面 (13,242,048byte)
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