2008年03月16日
西はりま医療専門学校の第1期生卒業式
記念撮影をする卒業生たち
医療現場に必要な人材の養成機関として3年前、赤穂に開学した「西はりま医療専門学校」(寺本滋校長)=元町=第1期生の卒業式が15日にあり、スーツや袴姿の61人が緊張した面持ちで証書を手にした。
同校は理学療法学科と作業療法学科の2学科で平成17年4月開校。社会的ニーズが高まっている療法士を目指す人材を3年間のカリキュラムで養成している。
同校講堂で行われた卒業式で寺本校長は「現場では知らなかったでは済まされない。医療の分野は日々進歩している。これからが本当の勉強」と叱咤。卒業生を代表して横山真吾さん(28)が「期待と不安の中、入学したが、今は決意と希望を持って卒業します」と答辞を述べた。
第1期生全員が今月初めにあった国家試験を受験。合格発表は来月7日にある。理学療法学科を卒業した朝日町の宮本佐知子さん(21)は「患者さんにやさしく、時には厳しく接したい」。小学生2児を育てながら通学した正保橋町の大野幸恵さん(33)は「挫折しそうになったこともあったが、子どもの応援でがんばれた」と喜びいっぱいだった。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2008年3月29日(1786・1787号)5面 (13,242,048byte)
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