赤穂民報

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地獄絵見て日ごろの所業反省

2010年04月25日

  • 恐ろしい地獄の話を聞いた「御絵解法要」

    恐ろしい地獄の話を聞いた「御絵解法要」

 因果応報の世界を描いた仏教絵画を2年に一度公開する「御絵解法要」が高野の誓教寺(霜尾孝紹住職)で4月25日にあり、拝観者らが絵を見ながら恐ろしい地獄の話に耳を傾けた。
 同寺の「三界六道図絵」は江戸後期に京の絵仏師の手で描かれたとみられる全16幅で赤穂市指定有形文化財。なかなか目にすることのできない宝物を見ようと、市内外から約200人が来寺した。
 極楽浄土を描いた3幅以外はすべて地獄絵。 いずれの絵図も鮮やかな赤色が目立ち、悪行を行った者たちが鬼から責苦を受ける姿が描かれている。霜尾住職が一幅ずつ内容を解説した。
 姫路市の松本節男さん(62)は「日ごろの行いを悔い改めるいい機会になりそう」。両親と一緒に拝観した明石市の小学3年生、田路未彩希さん(9)は「怖かった。親の言うことをきちんと聞いて生活します」と殊勝に話していた。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2010年5月1日(1894号)3面 (10,798,605byte)


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