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地元の歴史遺産を誇りに

2010年04月28日

  • 原小児童の太鼓で祝った有年原・田中遺跡公園15周年記念イベント

    原小児童の太鼓で祝った有年原・田中遺跡公園15周年記念イベント

 「有年原・田中遺跡公園」の開園15周年記念イベントが28日に行われ、地域住民約120人が節目を祝った。
 記念イベントは当初前日に予定されていたが雨天で順延。この日は晴れやかな好天に恵まれた。15年前の開園式と同じく貫頭衣で古代人に扮した原小児童が和太鼓を演奏。公園一帯に群生するヒガンバナの球根約50球を植え付けた。
 1年担任の起塚裕子教諭(27)は開園式に児童代表として参加した同小OB。教え子6人と同じ貫頭衣姿で「遺跡公園と歴史に誇りを持って大切に使うことを誓います」と宣誓し、「タイムスリップしたような不思議な気持ち」と話した。
 同じく原小卒業生で開園前にレプリカ土器の墳墓設置を手伝った赤穂西中の谷崎壮志教諭(28)も列席。「私にとって自慢の公園。みなさんも自慢に思って」と子どもたちに呼びかけた。
 同公園は発掘調査で見つかった弥生時代後期とみられる墳丘墓2基をはじめ、木棺墓群、祭祀土坑などを復元し、平成7年に整備。陸橋部と突出部がある墓の形状などから後に登場する前方後円墳の祖形とみられ、平成21年度に市文化財に指定された。
 6年生の有政元貴君(11)は「毎日の登下校で必ず見る。これからも大切にしていきます」と話していた。


文化・歴史イベント ]

掲載紙面(PDF):

2010年5月1日(1894号)4面 (10,798,605byte)


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