2010年05月22日
新ルートを歩く登山愛好者のみなさん。市街の町並み、瀬戸内を眺望できる
「ふるさと兵庫百山」の一つに選ばれている雄鷹台山(標高253・3メートル)で登山道の追加整備がこのほど完了。JR播州赤穂駅東踏切の北から登る従来のルートに加え、加里屋天王山の黒谷川沿いからも登頂可能になった。
地元住民や登山愛好者らの要望を受け、県が保安林保護を目的とした「みなもとの森整備事業」として昨年6月着工。環境調査を並行しながら今年3月までに延長約1・6キロの登山道を新規または復活整備した。随所に階段と雨水を流すための横断溝を設け、人手が入らずに増え過ぎた常緑樹を間引いた。
休憩ベンチ10基、ルートを示す案内板2基のほか、コース分岐点の道標10基などを設置。「老朽化が進んで柱がぐらぐらしていた」という頂上と7合目の休憩所は新しく建て替えた。総事業費は約2500万円。
西播磨県民局光都農林水産事務所治山第1課によると、黒谷川ルートは従来からあった山道の拡充と新規開拓で頂上までのコースを開通。7合目へつながる分岐道も開かれ、周回ハイキングも可能になった。途中に滝や親水公園、ツツジの群生地があり、変化に富んだ山歩きが楽しめるという。
健康づくりのためにほぼ毎日登っているという加里屋の主婦山田一子さん(69)は「新しい道ができて、また違った魅力が楽しめそう」と喜んでいた。
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2010年5月22日(1896号)1面 (8,574,489byte)
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