2010年05月27日
野生動物のはく製を展示しているミニ企画展
赤穂市役所1階ホールにクマ、イノシシなど動物のはく製が展示され、来庁者の目を引いている。
兵庫県森林動物研究センターが「人と野生動物の共存について考えてほしい」と昨年度から各市町で開いている巡回展。ニホンジカ、ニホンイノシシなど8種のはく製一体ずつを展示し、県内の分布状況、食害による生態系への影響などパネルで示している。
同センターによると、平成20年度に県内で捕獲したシカは約1万9000頭で20年前の約4倍。鳥獣による農作物の被害額も年々増加傾向にあり、20年度は約9億円に上った。
同センターは「獣害が農家の意欲減退や耕作放棄の要因になっている場合もある。人と野性動物の調和について考えるきっかけになれば」としている。6月7日(月)まで。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2010年6月5日(1898号)4面 (9,574,640byte)
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