赤穂民報

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広がるエコキャップ運動

2010年06月18日

  • 学校、企業、団体などから寄せられたキャップ=中広、横山サポートテック

    学校、企業、団体などから寄せられたキャップ=中広、横山サポートテック

 ペットボトルのふたを集めてリサイクルした収益で世界の子どもたちにワクチンを贈る「エコキャップ運動」が広がりを見せている。赤穂市内ではライオンズクラブ、学校などを中心にワクチン820人分に相当する通算約65万個を回収。ペットボトル飲料が多く消費される夏場を迎え、関係者は「小さな善意の積み重ねが大きな力になる」と協力を呼びかけている。
 活動母体のNPO法人「エコキャップ推進協会」によると、この運動は平成17年、神奈川県内の高校生たちが「ペットボトルのふたを一般ごみとして焼却するのはもったいない」と集め始めたのが最初。そのうち買い取ってくれるリサイクル業者が見つかり、その収益をポリオワクチンの購入費に活用したのが現在まで続いている。
 キャップ800個がポリオワクチン1本分(20円)に相当し、同時に焼却処分した際に発生する6・3キロ分の二酸化炭素を抑制できるという。これまでに同協会に寄せられたキャップの数は17億個を超えている。
 ライオンズクラブでは商工会館1階に専用の回収ボックスを設置。今月中に赤穂西公民館にも取り付ける。


ボランティア ]

掲載紙面(PDF):

2010年06月19日(1900号)4面 (8,233,057byte)


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