2010年07月17日
能楽の祖と言われる秦河勝を祭神とする坂越の大避神社(生浪島堯宮司)は7月25日(日)の天神祭に合わせて「神社貴重宝物特別展」を開催。能にちなんだ衝立を一般公開する。拝観無料。
同神社の記録によると、明治23年4月に廻船業などで栄えた奥藤家が奉納。酒を好物とする想像上の動物が登場する能「猩猩」の一場面が描かれている。「浪華真城画」との文字がある。
衝立が奉納された由来は不詳だが、造り酒屋を営む同家が商売繁盛を願って絵師に描かせたものとみられる。
拝殿で午後3時〜8時。雨天時は社務所で公開。宮内庁式部職元首席楽長の東儀俊美氏が5月の能「河勝」赤穂公演の出演記念に奉納した「舞楽屏風」も展示する。Tel48・8136。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2010年7月17日(1904号)3面 (11,625,741byte)
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