赤穂民報

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住民協力で災害防止大掃除

2010年07月18日

  • 塩屋地区の各自治会住民が協力して行っている水路清掃

    塩屋地区の各自治会住民が協力して行っている水路清掃

 防災への備えが充実した地域を目指そうと、塩屋地区まちづくり連絡協議会(木村音彦会長)が「災害防止大掃除」を実施。川や水路にたまった土砂などを引き揚げた。
 市内9地区がそれぞれ将来像を話し合った昨年の「地区別ワークショップ」で、塩屋地区は「みんなが一番安心して住める人情味豊かな伝統あるまち」にキャッチフレーズを決定。「赤穂で一番、災害に強いまち」を目標に今年度中に危険箇所、避難所を示す看板設置などに取り組む。
 大掃除も目標実現に向けた取組の一つ。9つある単位自治会ごとに日程を決め、お盆までに全地区で行われる予定にしている。
 先月20日の塩屋東を皮切りに、18日には新田自治会が住民約300人で実施した。午前8時に光浄寺に集合し、地区内を流れる戸島用水を中心に藻草やごみなどを除去。目に見えて水の流れがよくなった。
 新田地区はもともと海抜が低く、大雨で水路が溢れることがしばしば。排水ポンプの増設を行政に要望しているが、予算面などで難しいという。矢野一昭会長(62)は「まずは自分たちでできることに取り組みたい」と話していた。

掲載紙面(PDF):

2010年7月31日(1905号)1面 (9,616,919byte)


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