2008年04月05日
新たに整備された休憩舎。生島、ふるさと海岸、酒蔵などが一望できる
里山の多様な魅力を引き出そうと、坂越の宝珠山と茶臼山にタイプの異なるハイキングルートが3コース整備。記念のウォーキングイベントが4月13日(日)に開催される。雨天決行。
坂越浦を見下ろすようにある両山は大避神社、妙見寺、児島高徳墳墓など名勝史跡とシイ、カシの自然林が豊富で、古くから里山として親しまれてきた。
「さまざまな魅力をもっと知ってもらいたい」との地元要望を受けて県が平成18年度から「さこし歴史と自然の森」として約11・7ヘクタールの整備に取り組んでいた。
整備されたルートは、弘法大師1100年御遠忌の昭和4年に開設された石仏八十八カ所を巡る「石仏88巡礼眺望コース」(約2・1キロ)、坂越湾や千種川の景色がすばらしい「茶臼山パノラマコース」(往復約2・4キロ)、初心者向けの「森林浴・神社・寺院・旧蹟探訪コース」(往復約1キロ)の3通り。体力や目的に合わせて選ぶことができる。総事業費は約3650万円。
休憩用のあずまや2軒、ベンチ12基を新設。道標も29基が増やされた。整備完了を知って仲間とハイキングに来た登山サークル「雄鷹台クラブ」の花崎菊江さん=加里屋=は「道がよくなって歩きやすい。何より眺望が最高」と変化に富んだコースを満喫していた。
完成記念の探訪ウォークは13日(日)午前10時に船岡展望広場で受付、同10時半からのセレモニーで完成を祝って出発する。ゴール後は同広場で「さくら祭り」が催され、たこ焼きなど模擬店、ビンゴゲームを楽しめる。参加無料で参加賞あり。
申込み、問合せは坂越公民館Tel48・8080まで。当日受付も可。
掲載紙面(PDF):
2008年4月5日(1788・1789号)1面 (10,624,212byte)
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