2010年08月01日
念願のベルトを手にした武勇晃選手。コーチとして赤穂支部で教えることもあるという
NKB(日本キックボクシング)ライト級王座決定戦が7月18日、東京・ディファ有明で行われ、同級4位の武勇(いさみ)晃選手(25)=本名・高橋晃、上郡町上郡=が5RTKOでベルトを奪取した。三交替制の工場で働きながらトレーニングを続け、プロ5年目でつかんだ栄冠。「チャンピオンになったからといって、守りには入らない」と今後も“挑戦者”の気持ちでリングに上がる。
それまでの王者がタイトルを返上したことにより巡ってきた一戦。同級2位の格上選手を相手に序盤から主導権を握った。4Rに右ローキックで最初のダウンを奪い、最終ラウンドもキックの連続技で圧倒。試合終了間際にとどめの左フックをあごに命中させ、レフェリーが試合を止めた。
備前、赤穂など6カ所で支部と道場を開く「テツジム」に所属。「ピーター・アーツに憧れて」19歳で入門した。アマチュアの試合で勝ちを収めてプロに転向したが3連敗。それまで以上にハードな練習を課し、弱点だったスタミナ不足を克服した。攻撃力を終盤まで維持できるようになり、ランカー同士の対戦になって以降は4連勝と負けがない。
リングネームは「武に優れ、強くて勇ましい選手に」と武本哲治会長(40)から授かった。初防衛戦は来年2月ごろに組まれる見通し。「名前にも、チャンピオンという立場にも、恥ずかしくない試合を」と武勇選手。今年4月に結婚し、来春には第一子が生まれる。「防衛回数の最多記録(3回)を超えたい」。順風を得た若武者が高みを目指す。
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掲載紙面(PDF):
2010年8月7日(1907号)3面 (8,911,592byte)
コメント
記事の下に「テツジム」ホームページのリンクがありますので、そちらでご確認ください。
投稿:赤穂民報 2010年08月01日
練習を見学したいのですが、どこでやっているのですか?
投稿:興味あり 2010年08月01日
「平成の沢村」を目指してがんばってください!
投稿:格闘技ファン 2010年08月01日
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