2010年08月03日
山のように積み上がった衣類を仕分けする関西福祉大学の学生たち
フィリピンの子どもたちに衣類を贈ろうと、関西福祉大の学生グループが古着提供を呼びかけたところ、市民から45リットルナイロン袋で約150袋分のTシャツ、サンダルなどが寄せられた。学生たちは「いただいた善意を少しでも早く届けたい」と夏休み返上で仕分け作業を行っている。
7月17日と18日、大学、スーパーなど市内4カ所に回収ブースを設置。初日から事前告知のポスターやビラを見た人が使わなくなった子ども服を袋に詰めて訪れ、2日目には置き場に困るほどの量が集まった。
グループが活動拠点としている花岳寺通商店街の「大福。(だいふくまる)」に運搬し、夏季休暇開始とともに仕分けをスタート。寄せられた衣類は山のように積み上がり、Tシャツだけでも1000点以上あるとみられる。どの衣類も洗濯された清潔な状態で、中には値札がついた新品同様のものもあった。大人服は現地の保護者向けに同送し、冬物は別の寄付先を検討することにしている。
古着回収運動を実施したグループ「Big Family」はメンバー11人全員が今年2月、フィリピンの福祉ボランティア研修に参加。「私たちにもできることを」と衣類のプレゼントを発案した。
「こんなにたくさん集まるとは思っていませんでした」と代表の山崎由香里さん(22)=黒崎町=。9月ごろに海外支援団体の定期便で発送する予定で、「責任を持ってフィリピンの子どもたちへ届けます」と一枚一枚丁寧にたたんでいる。
[ ボランティア ]
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掲載紙面(PDF):
2010年8月14日(1908号)1面 (11,123,344byte)
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