2010年08月26日
恩師の安井敬明さん(左)にメダルを見せる竹田香波選手。後ろの横断幕は後輩団員の手作り
今月6日まで沖縄県で開催されたインターハイ剣道大会の女子個人戦で3位入賞した赤穂中出身の竹田香波選手(18)=岡山・興譲館高3年=が25日に帰郷。小学生時代に所属していた有年剣道少年団を入賞報告に訪れた。
竹田選手は両親の勧めで小学2年のころから剣道を始め、父の知人が指導する同少年団へ入団。安井敬明さん(62)=西有年=らから基本を教わった。物静かで、あまり感情を表に出さない性格だが、試合に負けた日は食事もせずに竹刀を振り続ける負けん気の強さがあったという。
「男の子と混じっても構えの美しさが際立っていた」と安井さん。「目先の勝ち負けにとらわれず、しっかり打ち込むこと」を教えられた竹田選手の剣道は中学、高校と進むにつれ、スケールの大きさを発揮した。
岡山県チームの一員として出場した7月の都道府県対抗は準優勝。インターハイでは得意のメンを次々と打ち込み、「今までで最高の剣道ができた」と笑顔を見せた。
恩師に入賞のメダルを披露し、「支えてくださった多くの先生方に恵まれたおかげ」と感謝。安井さんは「ずっと剣道を続けてくれたことが何よりもうれしい」と成長した教え子に感無量だった。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2010年8月28日(1909号)4面 (10,305,772byte)
コメント
市内の剣士のお手本になって、頑張ってください。目標が、あれば実力が伸びると思います。
投稿:お手本 2010年08月28日
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