赤穂民報

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ビル解体の石綿除去を住民説明

2010年09月07日

 建材にアスベスト(石綿)を含む加里屋中洲の5階建てビルが老朽化のため解体されることになり、住民向け説明会が6日、中洲集会所で行われた。
 解体されるビルは昭和45年竣工の鉄骨造5階建て(一部木造2階建て)で、今年6月までサンデパート店舗として営業していた。床面積80平方メートル以上の建造物解体に義務付けられている事前調査で、各階天井のはりの部分に重量比7%の吹付け石綿が使われていることがわかり、「近隣のみなさんの理解を得た上で工事に入りたい」と施主のオオキコーポレーションが説明会を開いた。
 施工の関工務店によると、今月13日から仮囲いなどに着手。22日から約20日間を予定している石綿除去は大阪市内で実績がある「エコ・テック」(大阪市中央区)が請け負う。該当部分を専用シートで密閉して作業し、除去した石綿は処理袋で二重包装して搬出。アスベスト繊維を99・97%除去できる空気清浄機で換気し、飛散量に異常がないか工区ごとに第三者機関が測定する。石綿除去を完了した上で躯体の解体に取り掛かる。
 説明会には住民約25人が参加。過去のアスベスト除去実績についての質問や「飛散測定結果を知らせてほしい」といった要望が出され、業者側が測定数値の現場掲示を約束した。
 順調に進めば11月下旬までに工事全体が完了する見込み。オオキコーポレーションによると、「今のところ土地利用計画はなく、当面の間は更地で管理する」という。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2010年9月11日(1911号)3面 (8,340,254byte)


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