2010年09月18日
『ぼくおつきさまがほしいんだ』 ○文/ジョナサン・エメット ○絵/ヴァネッサ・キャバン ○訳/おびかゆうこ ○徳間書店
月にかかわる絵本は、多くあります。そのなかには動物と月との絵本もあります。
火星に水があったなんて言われる時代ですから、動物たちが月をどう思うか考えてみてもおもしろいと思います。
さて、その動物なのですが、子どもたちの大好きな犬やうさぎではなく「モグラ」を主人公に仕立てるなんて考えてもみませんでした。まさに、発想の転換とはこういうことを言うのでしょうか。
あまり子どもたちになじみのない「モグラ」を主人公にすることで、より楽しい物語になりました。
読み終わった夜、月をながめました。
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『ぼくおつきさまがほしいんだ』○文/ジョナサン・エメット○絵/ヴァネッサ・キャバン○訳/おびかゆうこ○徳間書店
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2010年9月18日(1912号)3面 (6,522,822byte)
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