2010年10月11日
今季も始まったカキの水揚げ作業
坂越湾で11日、冬の味覚、カキの水揚げが始まった。心配された猛暑の影響はなさそうで、早朝から出漁したクレーン船が次々と殻付きカキを港に持ち帰った。
4月下旬から5月上旬にかけて種付けされたカキはひと夏を越えて順調に生育した。港から沖合約2〜3キロに浮かんだ養殖いかだへクレーン船を横付け。引き揚げたロープにはぎっしりとカキが連なった。
6メートルほどあるロープにはカキを種付けしたホタテ貝の貝殻が約25枚。1枚につき30〜50個のカキが育つという。
兄秀三さん(69)と30年近くカキ養殖業を営んでいる坂越の大河弘志さん(63)は第八玉吉丸で出港し、ロープ30本分を引き揚げた。「これから寒くなるにつれて、身の厚みが増してくる」と豊漁を期待していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2010年10月16日(1916号)3面 (11,262,910byte)
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