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ねんりんピック弓道で殊勲の銅メダル

2010年10月16日

  • ねんりんピック弓道大会で兵庫県に初のメダルをもたらした住田秀義さん=一番右=ら代表チーム

    ねんりんピック弓道大会で兵庫県に初のメダルをもたらした住田秀義さん=一番右=ら代表チーム

 全国の高齢者がスポーツ、文化活動などを通じて交流する「ねんりんピック2010石川」の弓道大会が11日まで加賀市スポーツセンターで行われ、惣門町の住田秀義さん(69)が監督兼選手を務めた兵庫県チームが3位入賞した。
 1チーム男女混合5人の団体戦で都道府県と政令指定都市の計69代表が出場。兵庫県チームは2日間で1人8射する予選で23本的中し、全体の5位で通過。ベスト16による決勝トーナメントでは強豪の神奈川県、東京都を破った。準決勝で延長戦の末、優勝した広島県に惜敗したが、これまで一度も予選を突破したことのなかった兵庫県に初のメダルをもたらした。
 住田さんはメンバー5人の中で最後に弓を射る「大後」。重圧がかかるポジションにも関わらず、大会を通じて8割の的中率をマークし、決勝に入ってからは1本しか外さない勝負強さを発揮した。高段者を擁し優勝候補と目された東京都との対戦では「関西の底力を見せよう」とメンバーを鼓舞。10射8中の好成績で鮮やかに勝ち星を奪った。
 大会に備えて月2回の合同稽古や大阪府チームとの強化練習もセッティング。「最も大切なチームワークの醸成に気を配った」と話す住田さんは「メンバーのおかげで和気あいあいと弓道を楽しめた。監督としても選手としても責任を果たせてよかった」と笑顔で大会を振り返っていた。


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掲載紙面(PDF):

2010年10月16日(1916号)1面 (11,262,910byte)


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