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「トライやる」中学生が文化財解説

2010年10月21日

  • 「博物館学芸員」として遺跡の調査研究結果を発表する中学生

    「博物館学芸員」として遺跡の調査研究結果を発表する中学生

 原小学校(今津文子校長)で21日、3年生以上の児童約50人を対象に赤穂市教委の出前講座があり、「トライやる・ウィーク」体験中の中学生が“博物館学芸員”として研究結果を発表した。
 発表役を務めたのは、有吉慶悟君、八家宏太君=いずれも13歳、赤穂西=ら中学2年生4人。県指定文化財の有年原・田中遺跡、塚山群集墳など4カ所について模造紙、マジックで手作りした壁新聞と年表で解説した。
 4人は発表に先立ち、各史跡を見学。1人1カ所ずつ担当を決め、特徴や時代背景、歴史的価値などを壁新聞にまとめた。国内全般と赤穂の歴史を一覧できる長さ約4・5メートルの年表は学校の授業で使っている教科書や赤穂市史など何冊もの文献と首っ引きで情報を集めたという。
 市教委文化財係では、これまでも「トライやる・ウィーク」の生徒を受け入れて出土物整理などの体験機会を与えてきたが、出前講座を任せたのは初めて。
 発表を終えた山西健登君(14)=有年=は「説明をわかってもらえるように、なるべくゆっくり話した」とほっとした表情。遺跡発掘のテレビ番組で興味を持ち、文化財係での体験を希望した大川智也君(13)=赤穂西=は「古い遺跡が壊されずに今も残っていることに感動した」と調査を振り返っていた。


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掲載紙面(PDF):

2010年10月30日(1917号)4面 (15,427,338byte)


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