2010年10月28日
大規模災害を想定した救急対応を訓練する病院職員
「どこが痛いですか?」「すぐにMRIを」―。赤穂市民病院は27日、山崎断層地震を想定した災害訓練を実施。医師、看護師や消防隊員ら約100人が緊迫感をもって参加した。
「平日昼間の大地震で、赤穂市で震度5弱を観測。病院設備にはほとんど被害がなく、多数の負傷者が来院する」との想定。特殊メイクの負傷者役が次々と救急車で正面玄関に運ばれてきた。
トリアージ班が治療優先度を判定。引き継いだ運搬係があわただしく患者を移送し、事務職員も備品補充などの後方支援で訓練に参加した。終了後の反省会では「トリアージ票に書かれた文字が乱雑で読みにくい」などの反省点が挙げられた。
訓練を監修した大井克之救急部長(48)は「電子カルテが主流となり、手書きに不慣れになっている。急ぐ気持ちは理解できるが、その後の対応に影響しないように注意してほしい」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2010年10月30日(1917号)4面 (15,427,338byte)
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