2010年11月01日
子どもたちに宇宙の仕組みを語る観山正見・国立天文台長
尾崎小学校(山崎雅人校長)で1日、国立天文台長の観山正見さん(59)が講演。「宇宙のたのしさ」と題して4、6年生約90人に銀河の構造や月の成り立ちなどを語った。
浄土真宗本願寺派の衆徒でもある観山さんは前日に尾崎の宝専寺で講演。多用な中、子どもたちに宇宙への関心を持ってもらえればと、時間を割いて来校した。
天体写真やコンピューター・グラフィック(CG)映像をスクリーンに映しながら、宇宙の仕組みを解説。宇宙旅行を仮想体験できる映像で子どもたちをひき付けた。
人間の身体が宇宙にあったさまざまな元素で成り立っていることを「私たちはみんな星の灰から生まれた“宇宙人”」と説いた観山さん。「ここで出会えたことは奇跡。だから、お互いを尊重して仲良くしよう」と呼びかけた。
「宇宙より大きなものはありますか」と観山さんに質問した6年の鈴木夏葉さん(12)。「宇宙の向こうには、また宇宙があり、無限」との回答に、「何だか難しいけど、宇宙はすごい」と好奇心をかき立てていた。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2010年11月20日(1920号)4面 (10,699,947byte)
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