赤穂民報

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昔の知恵感じた縄ない体験

2010年11月02日

  • 稲わらを木槌でたたいて柔らかくした体験学習

    稲わらを木槌でたたいて柔らかくした体験学習

 児童が収穫した稲わらで縄をなう体験が城西小学校(山本郁美校長)で2日にあり、5年生約55人が挑戦した。
 学校田を持たない同校は昨年から稲のバケツ栽培に取り組んでいる。今年も用土を入れたバケツ10杯を小運動場に並べ、5月末ごろに5年生が苗植え。10月26日に刈り取った。
 この日は、わらじ作りのボランティア指導を地域や学校などで行っている「手作り文化伝承の会」(材木敏夫会長)の会員4人が来校した。子どもたちは交替しながら、わらを木槌でトントン。柔らかくなった感触の変化を手で確かめた。
 見よう見まねで縄ないにもチャレンジしたが、50センチほど編むのが精一杯。宮本季沙(きさら)さん(10)は「米を取った後の稲は捨てるものと思っていた。ロープや靴になると想像しなかった」と昔の知恵に感心しながら両手でより合わせていた。
 なめしたわらは同会が持ち帰り、近日中にわらじに加工。今月26日(金)に6年生が上演する忠臣蔵劇「子ども義士物語」の小道具として使われる。


文化・歴史子供 ]

掲載紙面(PDF):

2010年11月6日(1918号)3面 (9,328,970byte)


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