赤穂民報

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市民会館の石綿除去はイーコン工法

2010年11月03日

 加里屋中洲の赤穂市民会館で2日、同会館のアスベスト除去工事についての住民説明会が行われた。
 昭和49年竣工の同館は地下駐車場や1階ロビー、大会議室など約2300平方メートルにアスベストを使用。市が今年度に除去費用を予算化し、9月の入札で施工業者が決まった。
 市、施工の葛島工務店=大橋町=が合同で開いた説明会によると、アスベストを包み込む性質の高分子ポリマーを噴霧してから高圧洗浄機で洗い流す「イーコン工法」を採用。従来工法に比べて「石綿飛散量を格段に抑えることができる」という。除去後は耐火素材を吹き付ける。
 同工法で30件近い実績がある「中国技研」=岡山市=が下請けに入り、今月10日に着工する。地下部分から作業し、来年1月17日以降は全館休館にして1階以上を工事。2月末完了を予定している。
 説明会には住民13人が参加。「工期が遅れそうな場合でもずさんなことをしないで」などの要望が出た。市は「利用者と周辺住民には不便をかけるかもしれないが、理解してほしい」としている。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2010年11月6日(1918号)3面 (9,328,970byte)


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