2010年11月14日
浅野家ゆかりの社寺で一絃琴の演奏を奉納した「ひびき会」=花岳寺
桐板に絹糸一本を張った和楽器「一絃琴」の愛好者グループが来穂。14日に大石神社と花岳寺で奉納演奏した。
赤穂を訪れたのは、岐阜県大垣市の「ひびき会一絃琴」(大野響苑代表)の8人。大垣藩戸田家と赤穂藩浅野家が姻戚関係にあることから、「赤穂藩主と義士の御霊に捧げたい」と大垣市歴史民俗資料館の長澤均館長を通じて献奏を申し入れた。
浅野長矩、大石良雄の辞世に大野代表が曲をつけた「散り行く花」をはじめ、「さくら」「荒城の月」など5曲を演奏。神妙な面持ちで弦をつま弾き、繊細で哀愁に満ちた音色を響かせた。大野代表は「念願だった赤穂での演奏がかない、心を込めて奏でました」と話した。
[ 社会 ]
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2010年11月20日(1920号)3面 (10,699,947byte)
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