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「一路白頭に至る」新学長・安井秀作氏

2010年11月20日

  • 関西福祉大の第7代学長に就任した安井秀作氏

    関西福祉大の第7代学長に就任した安井秀作氏

 「障害者職業支援のエキスパート」として32年間勤め上げた労働省キャリア官僚から平成12年に近畿医療福祉大の教授へ転身。「くにづくり」から「ひとづくり」へと活動フィールドを移した。
 3年前に退職し、代表幹事を務める福祉活動団体「柏朋会」の業務に専念していたが、関西福祉大から「学識だけでなく、行政官時代の経験も含めて大学運営に活かして欲しい」と請われ、「自分が役に立てる場があるのなら」と引き受けた。
 「福祉の心を持った人材をあらゆる分野に送り出したい。そのための学びの環境を整えるのが自分の役割」と話す。好きな言葉は“社会福祉の先駆者”と呼ばれる岡山出身の留岡幸助が残した「一路白頭に至る」。「人生の総決算」として学長職に取り組む。
 66歳。柏朋会の会長の寛仁親王殿下とは会設立から40年近い交流があり、直筆書簡をやり取りする間柄。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2010年11月20日(1920号)3面 (10,699,947byte)


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