2010年12月12日
アジアマスターズ陸上で優勝した笠原裕之選手
陸上の第16回アジアマスターズ選手権が6日から12日までマレーシアのクアラルンプールで開かれ、農神町の笠原裕之選手(41)=御崎公民館長=が男子40−44歳400メートルで金メダルを獲得した。
年代別アジア記録を更新し、日本マスターズも制するなど今季絶好調の笠原選手。昨年の世界マスターズ銀メダリストのインド人選手と同組だった予選を2着で通過し、決勝もその選手との一騎打ちとなった。
前半から飛ばしていく相手をじっくりマーク。4コーナーを回ってインド人選手の足色が鈍ってきたところで並びかけ、残り50メートルでさらにギアチェンジ。我慢比べを胸一つの差で制し、自己ベストには及ばなかったものの、51秒62で大会新記録を打ち立てた。
大会前にひいた風邪が治らないまま現地入り。空港に着いてすぐに病院へ直行するほどで、本調子にはほど遠い状態だった。しかも、決勝レースの直前に突然降り始めた雷雨で競技が1時間半中断し、身体が冷え切ってしまうアクシデントにも見舞われたが、「条件は皆同じ。むしろ、寒い日本から来た自分の方が有利」とプラス思考で受け止めた。
「弱気になりかけたときもあったけど、子ども陸上教室の生徒たちがプレゼントしてくれた日の丸の寄せ書きを見たら、元気を取り戻せた」。翌日の200メートルは23秒65で2着となり、2個目のメダルに輝いた。
海外遠征は今回が初めて。ともに競技した外国人選手とメールアドレスを交換するなど交流も楽しんだ。「順位や記録だけでなく、また陸上競技の魅力が広がった」と笠原選手。「今季は本当にいいシーズンを送ることができた。また来年も元気に走りたい」と話している。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2010年12月18日(1924号)1面 (12,564,616byte)
コメント
赤穂の人に勇気を与えてくれてありがとうございます。スポーツのよさ。
投稿:勇気 2010年12月13日
スポーツ盛んな街になれないいですね。子供の素質を開花させてください。
ピラミット方式みたいなシステムを構築すれば、スポーツも強くなると思います。
まだまだ盛り、体の衰えを知れませんね。
投稿:スポーツ盛ん 2010年12月13日
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