2010年12月25日
発刊された「大石良雄の妻 理玖の生涯」
大石内蔵助の妻・りく生誕の地、豊岡市の「但馬歴史文化研究所」が書籍「大石良雄の妻 理玖の生涯」をこのほど発刊した。書状や絵図などの写真をふんだんに掲載し、平易な文章で記述。同研究所は「少しでも彼女の真実を知ってほしい」と話している。
著者は、りくの研究を十数年間続け、過去にも「忠臣蔵を生きた女」などの著書がある瀬戸谷晧氏(63)=同市立出土文化財管理センター元所長=。今年4月に有志と研究所を立ち上げ、今後シリーズ発刊を予定している「但馬史再論」の第1弾として刊行した。
「夫や息子があまりに有名になったために系図や手紙などが残り、彼女自身の名も後世に残ることになった」と瀬戸谷氏。「史実を明らかにするために、信頼できる史料を基に書いた。彼女の人物像に思いを巡らせながら読んでもらえれば」と話している。
A5判62頁で500部発行。同研究所(〒668・0054、豊岡市塩津町9の33、Tel0796・22・2255)で1部600円(送料100円)で販売中。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2011年1月29日(1930号)1面 (12,074,172byte)
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