2010年12月27日
木造住宅の増改築基準について学んだ講習会
木造住宅リフォームの基準緩和について正しい知識を広めようと、社団法人兵庫県建築士会赤穂支部(釣昭彦支部長)が26日、市民会館で講習会を開いた。
木造住宅の増改築については平成21年9月に建築基準法が改正。耐力壁の釣り合いなどが基準を満たせば、従来必要だった構造計算が不要になった。講習会は、「業界関係者だけでなく、リフォームを考えている人にも情報を伝えたい」と企画。一般消費者にも門戸を開き、約30人が受講した。
チャート図、設計図面などを示しながら釣支部長が法改正の要点を解説。まちづくり協議会が作成した土地利用計画に基づけば市街化調整区域にも建物を建てることができる「特別指定区域制度」についても説明があった。
「これまで法律のために増改築をあきらめていた人も、正しい情報を得た上で検討してほしい」と釣支部長。「現行制度の普及が建築業界全体の活性化につながればありがたい」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2011年2月5日(1931号)4面 (8,268,008byte)
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