2010年12月29日
カキを素材に使ったユニークな手作り石けん
“海のミルク”と言われるカキのエキスを含んだ手作り石けんを坂越の水産会社が考案。美容に敏感な女性客に人気を呼んでいるという。
「かき石けん」を販売しているのは、坂越の「かましま水産」(鎌島宏文社長)。鎌島社長の妻・典子さん(36)は趣味の雑貨作りが高じて昨夏からトマト、ハーブなどを素材にしたオリジナル石けんを作り、会社店舗で販売。その延長で「坂越の特産品の知名度アップになれば」とカキ石けんを考えた。
“工場”は自宅の台所。水洗いして天日干ししたカキをウオッカに漬けてエキスを抽出。加熱せずに1カ月以上かけて熟成させる“コールドプロセス法”で保湿成分のグリセリンをたっぷり含んでいるという。
石けん1個(約45グラム)につきカキ約1個分のエキス。ウオッカに漬けることで臭みを取り、ローズマリーや月桃など11種類の食用ハーブエキスでほのかな香りを付けた。1個200円で店頭に並べると、数日で30個ほどが売れた。
「趣味ですが、一つひとつ心を込めて作っています」と典子さん。「天然由来のものしか使っていないので、安心して使ってみて」と話している。同社Tel48・0658。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2011年1月1日(1926号)4面 (6,057,470byte)
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