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新成人がタイムカプセル開封

2011年01月09日

  • 成人式に合わせて卒業記念のタイムカプセルを開封した有年小OB。前列中央は山本誠教諭

    成人式に合わせて卒業記念のタイムカプセルを開封した有年小OB。前列中央は山本誠教諭

 今年成人式を迎えた有年小学校の平成14年度卒業生が9日、母校に埋めたタイムカプセルを8年ぶりに掘り出した。将来の夢を書いた作文、親からの手紙などが当時のまま保管されており、懐かしい思い出に浸った。
 タイムカプセルは平成15年3月20日、卒業式を終えた児童18人が見守る中、教諭と保護者らが校庭の東端に埋設。目印の角柱を建て、「成人式に合わせて開封しよう」と約束した。
 市文化会館で行われた成人祝賀式に参加してから母校に集合。担任だった山本誠教諭(48)も駆けつけ、保護者を含めて約20人が集まった。
 「ポールの真下に埋めた」「いや、もっと手前だったはず」など、各自の記憶を頼りにスコップやツルハシなどで交代しながら地面を掘削。スーツの裾や靴を土にまみれさせて90分近くがんばり、ついに「カツン」と掘り当てた。
 苦労して見つけたカプセルはアルミ製の円筒型で長さ約50センチ、直径約20センチ。中から作文や手紙を取り出し、山本教諭がその場で一人ずつに返却した。
 将来の夢に「学校の先生になりたい」と書いていた東有年の平尾司織さん(20)は現在、教職を目指す大学2回生。「これからも夢に向かってがんばろうという気持ちになりました」と元気に話していた。


街ネタ ]

掲載紙面(PDF):

2011年1月15日(1928号)3面 (12,023,028byte)


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