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「社会貢献できる人材を」赤穂高・橋本博行校長

2008年04月19日

  • 橋本博行・第23代校長。赤穂城跡から移築の旧校舎正門に「思い出深いですね」

    橋本博行・第23代校長。赤穂城跡から移築の旧校舎正門に「思い出深いですね」

 前任の家島高校長から4月に着任した。
 赤穂高は23歳で同校定時制に新採用されて以来2度目の勤務。当時は教え子とバンドを組んで文化祭で熱唱。生徒から兄貴分のように慕われ、新婚旅行に出発するときには見送りの生徒らが姫路駅に集まった。「これまで赴任した中で一番思い出深い学校」と懐かしむ。
 「生徒の顔が見える指導を」が信条。25年以上前から毎朝続けている校門での立ち番は定時制生徒を迎えるために一日2回になった。「社会に貢献できる人材を育みたい。その第一歩がちゃんとあいさつできること」と率先して生徒に声をかける。
 「質実剛健、礼譲敬愛、自主創造の校訓を胸に刻み、誇りをもって高校生活を送ってほしい」と生徒に思いを託す。「義士祭には生徒全員で参加してはどうか」と地域との関わりも深めたい考えだ。
 趣味の釣りが高じて1級小型船舶免許を取得。社交ダンスに詩吟と多芸な一面も。得意のカラオケは演歌からプレスリー、尾崎豊まで幅広い。
 性格は「少し短気」。思い立ったことをすぐに行動しなければ気が済まないという。「妻の作る高野豆腐を食べればストレスを忘れます」と話す58歳。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2008年4月19日(1791号)4面 (6,710,911byte)


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