2008年04月22日
豆田市長も受講したAED救急講習
急な心臓トラブルから命を救う自動体外式除細動器(AED)を使った市職員対象の救急講習が21日、赤穂市役所で行われ、約30人が受講した。講習は24日まで4日間行い、計約120人が参加する予定。
市職員を対象にしたAED講習はのじぎく国体前などにも行われ今回で3度目。来月1日にAEDを常備した「あこう安全・安心ステーション」を新たに15カ所拡大し、市内の全公共施設に配備完了することから未受講の職員を中心に行った。
AEDは、突然止まった心臓を電気ショックで蘇生する器具。音声ガイドと説明図に従って操作すれば正しく処置できるため、平成16年7月から一般にも使用が認められている。
消防職員の説明で心肺蘇生法とAEDの使い方を学び、人形を使って実習。豆田正明市長も初めて取扱い、「行ってみると案外簡単」と操作を体験した。
市の調べでは、5月の配備で市内のAED設置台数は56基(民間施設も含む)に拡大。公共施設については現在複数ある機種を同じメーカーに統一し、利便性を高めるという。
市消防本部によると平成19年中、管内で搬送した心停止者は84人で年々増加の傾向。「市民向けの講習会も少人数から随時受け付けているので積極的に受講してほしい」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2008年4月26日(1792号)3面 (8,097,149byte)
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