2011年03月10日
宝塚市や西宮市などで小児用肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種後に乳幼児が死亡したことを受け、赤穂市保健センターは7日、市内医療機関での接種を当面見合わせることを発表した。
これらのワクチンは細菌性髄膜炎の予防を目的に全国の自治体で公費助成が拡大。赤穂市でもヒブは昨年4月から、肺炎球菌は今年1月から助成制度が導入された。
同センターの集計では、1月末までに市内医療機関で行われた延べ接種回数はヒブが562回、肺炎球菌は176回。これまでに「異常の報告は受けていない」という。
厚生労働省の発表によると、死亡事案で使用されたワクチンはいずれも同じメーカーで、ロット番号が同一のものもあった。同センターは、「今までの症例では予防接種後、3日以内に生じており、国は数日経ている人は心配ないとしているが、念のため調査したい」と市内入荷分に同じロット番号のワクチンがないかを調べるとしている。
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掲載紙面(PDF):
2011年3月12日(1936号)1面 (9,959,321byte)
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