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年度最後の交流会、涙あふれて

2011年03月18日

  • 交流会で手を取り合う入所者と園児

    交流会で手を取り合う入所者と園児

 一年を通じて園児と入所者が親睦を深めてきた尾崎保育所(小國佐栄子所長)と特別養護老人ホーム「瀬戸内ホーム」の交流会がこのほど同ホームであり、卒園する年長児17人がお年寄りたちと別れを惜しんだ。
 高齢者とのふれあいを通じて優しさや思いやりの気持ちを育んでもらおうと、昨年4月以降2カ月に一度のペースで園児がホームを訪問。かわいい子どもたちの姿や歌声が入所者に元気を与えた。それまで腕が動かなかったお年寄りが手拍子し、表情も豊かになるなどリハビリ効果も表れたという。
 4月から小学生になる年長児にとっては最後の交流会。入所者約60人の前で将来の夢を発表し、楽器演奏やマッサージで孝行した。
 やさしく肩をたたいてもらったお年寄りたちは、あまりのうれしさに涙をポロポロ。71歳の女性は「かわいくて、かわいくて。会えなくなると思うとさびしいけれど、本当にありがとう」と園児の手を握りしめた。
 同保育所は新学期以降も交流を続ける予定にしている。


子供 ]

掲載紙面(PDF):

2011年3月19日(1937号)4面 (9,651,727byte)


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