赤穂民報

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大人も怖い地獄の世界

2008年04月27日

  • 2年に一度の「御絵解法要」で公開された誓教寺の地獄絵

    2年に一度の「御絵解法要」で公開された誓教寺の地獄絵

 市文化財に指定されている寺宝の仏教絵画を2年に一度公開する「御絵解法要」が高野・誓教寺で27日にあり、極楽浄土や地獄が描かれた絵に拝観客らが見入った。
 江戸時代後期に京都の絵仏師が描いたと伝わる「三界六道図絵(さんがいろくどうずえ)」で全16幅。極楽浄土を描いた3幅を除き、あとはすべて鬼や妖怪が支配する地獄絵。嘘つきやどろぼうなどで地獄に落とされた亡者たちが業火に焼かれる様子が鮮烈な色彩で描かれている。
 法要では、霜尾孝紹住職が1幅ずつ絵の内容を解説。犯した罪の深さに応じて定められている責苦が次々と紹介された。
 「地獄絵を通して命の大切さを再認識してもらえれば」と霜尾住職。訪れた人たちは「細かいところまでリアルに描かれていて、夢に出てきそう」と肝を冷やしていた。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2008年5月3日(1794号)1面 (7,414,555byte)


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