2011年03月22日
使われなくなったランドセルや文房具などを集めて物資不足に苦しむ海外の子どもたちに贈ろうと、赤穂青年会議所(布袋昌吾理事長、42人)が学用品提供の協力を求めている。4月3日(日)には加里屋の「いきつぎ広場」で回収イベント「e〜coと(えーこと)スタイル―つながる もの ひと まち―」を開き、市民からの善意を受け付ける。学用品の一部は東日本大震災の被災地にも贈る予定だ。
アフガニスタンやパキスタンなどでは戦争や貧困により慢性的に物資が不足。勉強したくても文房具類がないのが実情だ。NGOや日本のランドセルメーカーが寄贈運動を行っているのを知った同会議所が「赤穂でも支援の輪を広げよう」と賛同した。
募集するのはランドセルをはじめクレヨン、定規、絵の具などの文具。カスタネット、ピアニカなどの楽器、オセロ、将棋などのゲームも受け付ける。また、現地への輸送費に充てるために書き損じはがきも回収する。
3日のイベントでは午前10時から午後4時まで回収ブースを設置。福祉団体がパン、お菓子やクラフト作品の模擬店を出店し、にぎわい感を創出する。
取り組みを企画したJC・まちの力創造室長の金谷由佳子さん(38)は「大切に使ったランドセルが海を渡って再び活かされる。ボランティアとリサイクルの両面を備えた活動にぜひ協力してください」と呼びかけ。東日本大震災を受けて、一部の学用品は国内の被災地へ贈るように取り組み内容を部分修正した。
輸送できる量に限りがあるため、ランドセルは先着120個まで。詳しい問合せは電話46・2424(月〜金午前10時〜午後3時)。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2011年3月26日(1938号)4面 (9,015,148byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。