2011年03月25日
設備更新をした東有年浄水場
赤穂市が2年前から大幅なリニューアルに取りかかっていた「東有年浄水場」が完成し、24日に竣工式が行われた。水あか、さびの抑制設備や万一発生した病原性微生物を紫外線で処理する装置を市内浄水場で初めて導入した。
昭和51年に供用開始された「東有年水源地」は平成16年の台風21号でポンプが冠水するなど施設の老朽化が進行。「安全でおいしい水の安定供給」を目的に浅井戸を除く設備の更新を図った。
新たな装置類を増設したことに伴い、敷地を南西側に拡張。面積は従来の約3倍に相当する約600平方メートルとなった。また、洪水に備えて敷地を約1・2メートル地上げした。総工費は約2億3350万円。
最大供給能力は従来と同じ一日約1200トン。東有年、西有年、はりま台の約640世帯をカバーする。
市上下水道部は「今後更新を迎える市内の他施設も順次、高度な設備にリニューアルしたい」としている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2011年3月26日(1938号)3面 (9,015,148byte)
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