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県議選は10日投開票

2011年04月09日

  • 現職と新顔の一騎打ちとなった県議選。右から届け出順に、長岡壮壽候補、鉄山万里子候補

    現職と新顔の一騎打ちとなった県議選。右から届け出順に、長岡壮壽候補、鉄山万里子候補

  • 投票所備品を確認する選管スタッフ

    投票所備品を確認する選管スタッフ

 兵庫県議選は4月10日(日)に投票日を迎える。赤穂市・赤穂郡選挙区(定数1)には届け出順に、3選を目指す現職の長岡壮壽候補(50)=自民推薦=、新顔の鉄山万里子候補(30)=民主推薦=の無所属2人が立候補。「2期8年の実績」を強調する長岡候補に対し、鉄山候補は「若さと行動力」をアピールし、ともに選挙戦終盤の支持拡大を訴えている。投票は選挙区内の投票所33カ所(赤穂市22カ所、赤穂郡11カ所)で午前7時〜午後8時に行われ、即日開票される。
 長岡候補は医療・介護・障害者政策、地域防災、景気向上を主要政策に掲げる。決起大会を含めて全11回開いた個人演説会では「阪神・淡路大震災を経験した兵庫県に日本の復興を先導する役割が求められている。その仕事に送り出してほしい」などとアピールし、「みなさんの信頼を裏切らず、まっすぐ進む。次の4年間も任せてください」と支援を求めた。
 一方、鉄山候補は医療・介護福祉、教育と労働環境、地場産業の活性化などに重点。日中は辻立ちでスピーチを繰り返し、夜は集会所や支持者宅でのミニ集会を重ねてきた。“見える県政への転換”を掲げ、議会だより発行、県政報告会の開催を公約。「女性だからこそ、30歳だからこそ、できることがある。生まれ育った地元への思いは誰にも負けません」と訴えた。
 両候補の主要政策に大きな争点が見い出せず、告示3週間前に発生した東日本大震災の影響もあって選挙戦の盛り上がりは今ひとつ。各陣営は推薦政党の支持者、支持団体の関係票を固めつつ、浮動票の取り込みを図っているが、無党派層の掘り起こしに苦戦している。自民支持者を中心に保守層を押さえる長岡候補を、連合兵庫の支持を受ける鉄山候補が追う展開で最終盤を迎えている。
 3月31日現在の有権者数は5万5707人(赤穂市4万1565人、赤穂郡1万4142人)。赤穂市役所と上郡町役場で行われている期日前投票は9日(土)まで午前8時半〜午後8時に受け付けている。
 開票作業は午後9時から赤穂市民会館と上郡町スポーツセンターでそれぞれ行われ、いずれも現地で開票状況が掲出される。第一報は9時50分(赤穂郡は9時45分)で、以降30分ごとに発表。11時ごろには大勢が判明する見通しだ。本紙ホームページでも随時開票状況を掲示する。
 ▼有田光一・長岡そうじゅ選対本部長の話=「選挙への関心を高めるのが大変難しかったが、長岡という男を知ってもらうために精一杯活動してきた。2期8年、有権者の声に応えようと立派に務め、赤穂・上郡になくてはならない人物だ」
 ▼てつやま万里子選対本部の話=「彼女は若さと行動力、女性の感性を生かして住民に密着した県政を行う素質にあふれている。知名度はかなり高めることができ、現役世代を中心に支持が広がっている。投票率が高まることを期待したい」


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掲載紙面(PDF):

2011年4月9日(1940号)3面 (6,855,670byte)


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