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市文化財に「鳥井町地蔵堂」

2011年04月21日

  • 赤穂市指定文化財に指定された「鳥井町地蔵堂」=赤穂市教委提供

    赤穂市指定文化財に指定された「鳥井町地蔵堂」=赤穂市教委提供

 赤穂市教育委員会は平成22年度の市指定文化財として、坂越の「鳥井町地蔵堂(付)石造地蔵坐像及び名号石」をこのほど指定した。
 市教委によると、地蔵堂は享保6年(1721)に鳥井坂の火葬場に建立。その翌年に地蔵菩薩坐像を移し、「南無阿彌陀佛」と刻字した六字名号石を建立した。それから約170年後の明治25年(1892)に火葬場跡の土地整理に伴い、現在地へ移転した。現在は鳥井自治会が管理している。
 基壇を含めて高さ4・35メートル、間口と奥行きは1・9メートル。鳳凰、獅子、牡丹など多彩な彫刻が施され、「簡素な作りであることが多い村堂にしては装飾性が豊か」(市教委)という。
 地蔵菩薩坐像と名号石も「地蔵堂の成立と信仰の根幹に関わるもので価値が高い」(市教委)と併せて市文化財に指定された。
 今回の指定により、市指定文化財は計49件となった。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2011年5月28日(1945号)3面 (9,644,341byte)


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