2011年04月21日
兵庫学生剣道大会の男子個人の部で優勝した長石昂大選手
県内の学生剣士が競う「第37回兵庫学生剣道大会」(17日、甲南大体育館)で、関西福祉大の長石昂大(たかひろ)選手(21)=社会福祉学部4年=が男子個人の部を連覇した。長石選手は団体戦にも出場して準優勝。女子個人でも駒井由衣子主将(4年)が2位になり、同大勢の躍進が目立った。
昨年大会で関福大から初めて県個人チャンピオンとなった長石選手。今大会でも出場58選手中、優勝候補の本命と目された。対戦相手の厳しいマークに苦しみながらも勝負どころで技を決めて突破。同じ大学の後輩との同門対決となった決勝は延長7分、「相手が気を抜いた瞬間」を見逃さずにコテを奪った。
大会に向けてイメージトレーニングに重点。試合中も「攻め負けない自分」を心に持ち続けることでプレッシャーをはねのけた。5試合中4試合が延長戦にもつれるなど接戦が続いたが、「負ける気がしなかった」と冷静に振り返った。指導する岩本哲也師範(56)=加里屋南=も「攻めの思い切りが、ほんまによかった。文句なし」と精神面の成長を認めた。
「勝たなくてはと思っていたのでほっとした」と長石選手。「これをばねに5月の関西学生も優勝して全国大会へ出場したい」と目標を掲げている。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2011年4月23日(1941号)1面 (9,653,184byte)
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